プッチーニ:蝶々夫人 全曲カラス(マリア)
東芝EMI
発売日 2002-05-22
何という蠱惑(こわく)的なコケットリーだろう! ちょっとハスキーな声でささやく、このエキゾティックで純情な日本娘の前に、米軍人ピンカートンがいかれてしまったのは無理もない。それとも、あまりにカラスの蝶々さんが非日常的に妖しく美しすぎて、ヤンキー娘のところに逃げ出したくなったのか? ゲッダの歌うピンカートンはなかなか優しく誠実そうで、軽薄な人でなしのピンカートンではない。蝶々さんが惚れるだけのことはありそうだ。
いつもながらカラスの歌は、どこまでも真実の歌であり、一度耳にしたら最後、強烈な誘引力で聴き手を決して離さず、他では決して得られない感動をもたらす。若きカラヤンの指揮はどんなディテールにも真情がこもっており、内面の心の動きに応じて、変幻自在に表情を変えていくところが非凡である。1955年の録音だが、演奏解釈にまったく古臭さが感じられないのはすごいことだ。
録音も大変聴きやすい。ART(アビーロード・テクノロジー)によってリマスタリングを施されてよみがえった音は、ダイナミック・レンジよりも、特にピアニシモの表現力に効果を発揮しているようだ。(林田直樹)
可愛いじゃん!カラスチャン☆ 2006-03-04
いやぁ!カラスが蝶々夫人なんて似合うの!?と思っちゃいましたが、
さすが20世紀最高のDIVA☆もう、素晴らしい!!!
トスカとかのイメージしてしまうカラスとま全く違う!!!
とっても可愛い♪声が違う!
最高の蝶々夫人だと思います。フレーニもテバルディも良いけど、カラスの蝶々夫人が好きです。
ただ、カラスのオーラのせいでピンカートンのゲッタの印象が薄い(笑)
しかし、全体的にみても素晴らしいマダムバタフライだと思います。最高!
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