永遠のマリア・カラス出演:
ポニーキャニオン
発売日 2004-03-17
思うように声が出なくなり、引退していたマリア・カラスのもとに、かつてのプロモーターが現れる。全盛期の声を使って、新しい映画を作ろうという提案に、彼女の心は揺れる。伝説のオペラ歌手の晩年を、事実と監督の構想を織りまぜて描いた一作。
ときは1977年。物語には、ビデオとしての作品保存が一般化してきた事情が巧みに採り入れられている。かつてのスターが、本来出せない声で映像を残すというのは一大決心であり、その葛藤をカラス役のファニー・アルダンが熱演する。彼女が完成した映像を見るシーンなどは、名作『サンセット大通り』を彷彿。
衣装はシャネルで、カラスが暮らすアパートのインテリアも超ゴージャス。オペラ演出家としても知られる名匠フランコ・ゼフィレッリは、劇中で製作される映画「カルメン」のためにスペインなどで大がかりな撮影を敢行し、ぜいたくな絵作りに終始うっとりさせられる。極めつけはマリア・カラス本人の歌声が使われている点で、美しさと力強さをあわせもった伝説の声には改めて聴き惚れるばかり。(斉藤博昭)
ほんとに観てよかった!!! 2007-01-03
実在した人物を役者さんがやるのはどこか白々しい感じがして嫌だなぁ、と思って観なかった。
ましてやマリア・カラス。 でも、ファニー・アルダンがやるなら、「ぴあ」での評判もいいし、とDVDを借りた。。。
本当に観て良かった!観ている間何回も思った。と同時になんで劇場上映中に観なかったのか、
あの大画面でこのカルメンが見てみたい。そんな悔しい気持ちでいっぱいだった。
マリア・カラスの話としなくてもファニー・アルダン主演のひとつの作品として十分すばらしい。
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