忍者ブログ

永遠の歌姫マリア・カラス。彼女を超える歌姫は今後現われるのでしょうか?

マリア・カラス
検索

無料アクセスアップツールWarp!-mini
URLを入力すると、誰かに閲覧されます。
HOME前項現在のページ次項
2025-04-21-Mon 00:14:23 │EDIT
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007-01-18-Thu 11:00:00 │EDIT
マリア・カラス エヴァー! ロマンティック・カラスマリア・カラス エヴァー! ロマンティック・カラス
カラス(マリア)
東芝EMI
発売日 2001-09-27


ここに収められているのは、初恋におののく少女の胸の動悸、恋人たちの甘いため息、身を焦がすような恋、恋、恋の幸福なエッセンスばかりだ。選曲と配列のセンスが抜群で、2、3曲目あたりからは、だれもが非日常的な愛の世界にうっとりと浸ってしまうに違いない。10曲目に意外なレパートリーのベルリオーズ「ファウストの劫罰」のマルグリートのロマンス(雰囲気たっぷりの名唱!)が入っているあたり、通をもうならせるこだわりぶりだ。もちろんカラスの歌はすべてが完全燃焼、自分の人生を歌っているのではないかと錯覚したくなるくらいに真実で生々しい。
それにしても、デリラの濃厚なメゾソプラノの低くなまめかしい声から、清純で信仰深いジルダの高く舞うようなコロラトゥーラの声まで、同じ歌手のキャリアのなかにここまで幅広い表現が高いレベルで共存できたという事実は、やはり今もって奇跡としかいいようがない。この新しいベストアルバムは、カラスのそんな側面をも改めて感じさせてくれる。なお2000年に発売されてヒットした「ミレニアム・ベスト」とは曲目の重複はない。(林田直樹)

聴き応えあり 2004-07-19
「ロマンティック・カラス」というだけあって、ほんとにいろんな「恋」のエッセンスがちりばめられた一枚です。それに、収録曲がきまりきったアリアだけじゃないのがいい!(つまり、そのオペラにおいて、二番手に有名なアリアが収められてるという感じ。)一曲目の「かわいがってくださいね」では可憐な少女、仮面舞踏会では不倫におののく人妻・・・と、いろいろな恋する女性の姿を演じきっていて、とても内容の濃いアルバムになっています。


さらに詳しい情報はコチラ≫


PR
2007-01-18-Thu 11:00:00 │EDIT
2007-01-18-Thu 11:00:00 │EDIT
ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲ヴェルディ:歌劇「椿姫」全曲
カラス(マリア)
東芝EMI
発売日 1997-10-22


絶頂期のカラス、そしてスカラ座がいかにすごかったかをまざまざと思い知らされる衝撃的な伝説のライヴである。まず冒頭の前奏曲からして凡百の演奏とは熱気が違う。若き名指揮者ジュリーニのたぎるような情熱がもう沸騰寸前。そして、前奏曲が終わると嵐のような拍手! おそらく、幕が開いた瞬間、観衆があのルキノ・ヴィスコンティ演出の豪奢なリアリズムあふれる舞台美術に圧倒されたのだろう。
第1幕の最後、カラスの歌うヴェルディ屈指の名アリア「ああ、そはかの人か」は命を賭けた絶唱ともいうべきすさまじい出来で、最後の最高音の伸ばし方など何度聴いても魂を揺さぶられずにはいられない。往年の名バリトン、バスティアニーニの「プロヴァンスの海と陸」といい、ディ・ステファノのアルフレードが札束を叩き付けて賭博場でヴィオレッタを侮辱するシーンのど迫力といい、劇場全体が熱く燃えている。
1955年ライヴ録音なので音は悪いが、そんなことはどうでもよくなってしまうほど、この演奏には強烈なリアリティがある。最後の死のシーンなど、何度聴いても泣ける。カラスを語るうえでは絶対に忘れることのできない、必聴の演奏記録である。(林田直樹)

正統派「椿姫」 2004-01-01
僕が一番好きなのは、クライバー、コトルバス、ドミンゴの録音ですがこちらは少し異色なもので、ややこってりしていて、人生経験豊富な人物達の「椿姫」である。しかし、このジュリーニ盤は本当に若い。カラスのコロラトゥーラは凄いし、高音も楽々である。ヴィオレッタ=カラスとまで言っていいだろう。そしてディ・ステファノは相変わらずの甘い声で歌っている。うっとりする。そして父・ジェルモンのバスティアニーニがまた素晴らしく、言うことがない。
録音状況はお世辞でもいいとは言えないが臨場感たっぷりで伝わってくるものがある。アリア後の歓声は鳥肌ものである。
しかしオペラを始める人にはもっといい録音のものをおすすめします。悪しからず。


さらに詳しい情報はコチラ≫


2007-01-18-Thu 11:00:00 │EDIT
2007-01-18-Thu 11:00:00 │EDIT
マリア・カラスという生きかたマリア・カラスという生きかた
アン エドワーズ
音楽之友社 刊
発売日 2003-09


世紀のプリマドンナ、マリア・カラス(1923−1977)の生涯を、女性としての生き方に重点を置きながらノンフィクション小説のように描いた伝記である。
著者のアン・エドワーズは、故ダイアナ元英国皇太子妃、ヴィヴィアン・リー、キャサリン・ヘップバーン、バーブラ・ストライザンドなどの伝記も書いており、アメリカでは伝記の女王と称される人物だ。カラスの私生活を容赦なく描きつくす筆致は、残酷なくらいリアルで、誰と何月何日にどこで性交渉を持ち、どんな情事だったかなども、冷徹なまでに暴き出している。おかげで、たとえば1964年のコヴェントガーデンでの『トスカ』が、愛人オナシスの子を下ろすための妊娠中絶手術を行った直後の公演であり、ゲネプロは退院の10日後だった――そんな事実に読者は幾度となく驚嘆させられる破目になる。周辺人物のディテール描写も大変細かい。執念深く強欲な母親リッツァ、打算的な夫メネギーニ、そして野性的でバイタリティーあふれるギリシャの海運王で愛人のオナシスといった人物像が、生き生きと豊富なイメージを伴って再現されている。
本書を読んで考えさせられるのは、マリア・カラスの大音楽家としての側面よりは、愛されることを熱烈に望んでいた一人の女性としてのデリケートな一面である。舞台の上ではあれほど偉大だったディーヴァ(歌の女神)も、プライべートでは身も心も完膚なきまでに一人の男――オナシスに屈服していたという事実は、ファンにとっては複雑な気持ちにさせられるばかりである。公衆の面前での神々しい威厳と、男への愛に隷従する私生活の鋭い対照。オペラ『ノルマ』の主人公そのものの、激烈な生き方を知るには最適の1冊である。(林田直樹)


さらに詳しい情報はコチラ≫


Powered by 忍.jp Design by Alphaあるふぁ
Copyright © 2006 マリア・カラス Some Rights Reserved.
http://mariacallas.blog.shinobi.jp/Page/33
忍者ブログ[PR]